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二代目横浜駅基礎等遺構
にだいめよこはまえききそとういこう

    【市認定歴史的建造物】 保存整備 
東海道本線二代目横浜駅の遺構。初代は1872(明治5)年に開業した現在の桜木町駅で、東海道本線の列車が行き止まりの初代横浜駅でスイッチバックせずに停車できるようにこの場所(高島町)に二代目横浜駅として移転した。
東京駅のような煉瓦造りの堂々とした駅舎建築で、1915(大正4)年に建設されたが8年後の1923(大正12)年の関東大震災後の火災により取り壊され短命だったため「幻の横浜駅」と呼ばれる。
また、駅舎遺構の下層に1907(明治40)年頃建設された「横浜共同電燈会社裏高島発電所」の遺構(取水口と導水管)も重なる。
国道1号高島町交差点脇に煉瓦造りの建物基礎遺構が発見され、駅跡に建設されたマンション(ロワール横濱レムナンツ=遺構の意)敷地内に保存公開。マンション内エントランスには発掘された英国ダーリントン社1870年製の双頭レールも展示(非公開)されている。


〔所在地〕 横浜市西区高島2-1
〔訪問日〕 2007年04月14日ほか
 



マンションの敷地内だが公開空地として公開され説明板もある。
地中に埋もれていた駅舎の基礎遺構を見学できるように一段
低くなっている。




エントランスの床面にある煉瓦の線状のものは、遺構の位置形状を示している。つまり駅舎にあった部屋の仕切りを示す。



説明板には当時の煉瓦造りの駅舎と市電の写真が入っている。
手前の高架橋は横切っていた貨物線。




横浜市認定歴史的建造物の銘板と駅舎遺構の位置図。

 
煉瓦積み(イギリス積み)が二代目横浜駅の基礎遺構。奥のガラス板がはめられた所が発電所の遺構で地中の様子を見ることができる。

 


遺構周囲の様子。マンションも煉瓦造りの駅舎に合わせた煉瓦
意匠となっている。(フランス積みの意匠)



マンション内ロビーからの遺構の眺め。木の立っているところは国道1号の歩道の一部で、当時の駅前辺り。


ロビーに展示してある英国ダーリントン社製の双頭レールと説明板。


双頭レールとはすり減っても上下をひっくり返して使うことができるレール。側面にダーリントン社の刻印がある。1870年製造。


2007/3/29、整備工事中の様子。

二代目横浜駅跡に建ったマンション。当時の東海道本線は、画面左右に通る新横浜通りに停車している観光バスの位置を左にカーブしながら横切っていた。画面右端に東急東横線跡とJR根岸線の高架。

2008/04/29作成 〔郷土文化財コレクション〕
© 郷土文化財探訪プロジェクト 葉月